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【催し】特選会落語(柳家花緑、柳家三三、桃月庵白酒、玉川太福)

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荒天の中、行徳の寄席に。
柳家三三桃月庵白酒柳家花緑と、何れも独演会チケットが飛ぶように売れる人気の真打3人に、私が最近ハマッている浪曲玉川太福、彼らが一夜で楽しめてしまうという何とも贅沢な会。
コロナ蔓延防止対策の一環で公演総時間が短縮され、バタついた構成だったが、おおいに楽しんだ。
前座の「寿限無」に続いて、三三の「狸賽(たぬさい)」。登場人物が少なくアップテンポな滑稽噺なのでよく前座さんがやるのだが、そこは流石真打、同じ話なのに面白さ倍増だった。
そのあとは白酒が「真田小僧」を。子供が小遣い欲しさに母親が按摩さんを呼んだことを意味深に父親に語り、見事小遣いをかすめ取る、という滑稽噺なのだが、噺の最後に登場する題目の「真田」幸村のエピソードを端折る噺家が多い中、白酒はきちんと最後までやってくれた。
玉川太福は、浪曲の楽しみ方を知らぬ来場客が殆どというアウェーの中、自らこしらえた浪曲男はつらいよ(第1作)」を演じ、爆笑を獲っていた。
最後は花緑。「二階ぞめき」で、自宅2階に作ったなんちゃって遊郭で妄想の世界に浸っておおいにはしゃぐ若旦那の姿に、自分も含めて皆マスクをしながらも爆笑。
花緑がまくらでも話していたが、ウィルスへの妙薬は笑って免疫力を自分で上げることだ、と。おおいに免疫力を向上させて貰った。

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