JAPAN IP STUDIO

Share the love of Japanese IPs (Manga/Anime/Game/Novel/Event)

【催し】水無月四景 (柳家さん喬・柳亭市馬・柳家三三・三遊亭兼好)

国立劇場小劇場の定期イベント「水無月四景」。
目当ては、三遊亭兼好柳家三三だったが、柳亭市馬の名人芸も良かったし、柳家さん喬もクセ弱めで良かった。
1席目は兼好の「風呂敷」。嫉妬深い旦那とおっちょこちょいの嫁の滑稽噺。兼好が早口で演じる嫁の様が兎に角面白かった。
2席目三三の「安兵衛道場破り」は、赤穂浪士の剣の達人堀部安兵衛忠臣蔵のメンバーとなる前の武勇伝で講釈の様な語り口から時折笑いを誘う様な流れ。巧みな話芸を堪能。
3席目市馬の「青菜」は、上方から転じて江戸落語となった古典で、御隠居と奥方の粋な接客を真似しようとする植木屋がしくじる滑稽噺。老練な話芸をおおいに堪能。
仲入りあとの4席目は、さん喬の「幾代餅」。別題ながら殆ど同じストーリーラインの「紺屋高尾」を演じる噺家が多い中、おそらく初めて聞いたこの「幾代餅」。珍しい演目を聞くことが出来た。