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【映画】東京原発

仮想の原発事故の様子を描いた映画「みえない雲」を見たあと、続け様に見た。原発推進派の見解を知りたかったので。
だが見てみると、さにあらず。
都知事が突如公言した原発誘致に、反対派が呼んだ学者の口を通じて、現行の原発行政の支離滅裂・悪逆無道ぶりを立続けに発表していくという構成になっており、非常に勉強になった。
日本の原発の耐震が東海大地震・東京直下地震を想定していないこと、原発を停止しても深刻な電力不足にはならないこと、高速増殖炉(日本の「もんじゅ」とか)を使わないと原発燃料ウランも数十年で枯渇すること、オイルショックよりも遥か前の1954年(原爆を落とされた僅か9年後)に原子力予算が国会通過していること、1gのプルトニウムが人間の年間被曝許容量18億人分に相当すること、そのプルトニウムをフランスなどとの25年前の取決めによって輸入し続けており増殖炉停止しているので消費しきれないでいること、等々自分の無知無関心を猛省する事実が盛り沢山。
一方的な情報もあるのだろうが、これら情報について、原発推進派がどんな論考をしているのか非常に興味がわいてきた。彼らの書物などを後日読んでどちらの理屈が自分にしっくりくるか、比べたいと思う。