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【催し】COMIC-CON MUMBAI 2024 (ムンバイコミコン)

4月20日~21日、インド/ムンバイにてコミコンが開催された。
コロナ明け2回目の開催(昨年2月以来)ということで、どれ位の人出なのか気になっていたのだが、大盛況だった。
会は、Sony率いるアニメ配信プラットフォーム「Crunchyroll」が最も人を集めていた様に思う。日曜日午前中には、「鬼滅の刃」主人公を演じた声優花江夏樹らも参加して会場で写真撮影なども実施。
総じて、日本と同様、あるいはそれ以上の盛り上がりを見せていた本イベント。
が、同時に、日本に有る筈のものが無かったり、日本ではあまり見られないものが有ったりと、新たな発見も。
以下に、いくつか気づいた点を。
・来場者やコスプレイヤーが男性偏重
・少年冒険漫画が人気(ドラゴンボールNARUTOなど)
・コスプレの王道、エヴァンゲリオンが一切見られない
ガンダムなど巨大ロボットものも皆無
ラブライブアニマス等の二次元アイドルものも皆無
・転スラ、ハルヒ、などラノベ原作メジャータイトルも皆無
総じて、昔の超メジャータイトルとごく最近のタイトルが浸透しており、イメージとして2000年~2010年くらいのものがごっそり抜け落ちている印象。
加えて、男性が男性キャラを、女性が女性キャラを愛でる傾向が強く、異性のコスを行う例はほぼ見られなかった。
とはいえ、男性のアニメファンが女性アニメキャラを好きになり、女性のアニメファンが男性アニメキャラを好きになるのはどの国でもごく自然だと思うので、周囲や親の前で堂々と「推し活」が出来るところまで行っていない、というだけと推測される。
何れにしても、コミコンがインドの大都市で展開される様になったときにはアメコミを愛でるのが主流で日本漫画/アニメを愛でるのはサブだったものが、コロナ禍を経て、全く逆転したのは明らかで、日本の漫画/アニメファンの一人としては、なんとも嬉しい限り。