2023年12月公開のアニメ映画。
人気漫画のアニメ化で、今作はTVシリーズ第1期(2022年4～6月/10～12月、全25話)、第2期(2023年10～12月、全12話)とは直接関連の無いオリジナルストーリーが映画化されたもの。
東西対立が進む欧州「風」の世界で、スパイ工作員の男性、殺し屋の女性、エスパーの女の子、予知能力を持った犬が互いの素性を隠しながら架空の家族を演じる、というコメディタッチのストーリー。
制作会社WIT STUDIO(｢進撃の巨人｣)・CloverWorks(｢約束のネバーランド｣)、構成大河内一楼(コードギアス 反逆のルルーシュ：構成・脚本)はTVシリーズ第2期と変更無く、監督はTVシリーズ助監督の片桐崇が務める。
声優陣も変更無く、江口拓也(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。：比企谷八幡)、種﨑敦美(魔法使いの嫁：羽鳥チセ)、早見沙織(魔法科高校の劣等生：司波深雪)、吉野裕行(ハイキュー!!：岩泉一)、甲斐田裕子(約束のネバーランド：イザベラ)、山路和弘(進撃の巨人：ケニー・アッカーマン)、小野賢章(黒子のバスケ：黒子テツヤ)、藤原夏海(GREAT PRETENDER：アビゲイル・ジョーンズ)、加藤英美里(らき☆すた：柊かがみ)、大塚明夫(攻殻機動隊：バトー)ら。
オリジナルストーリーによる劇場版ということで、原作漫画/アニメに影響の無い範囲で、かつ見応えのある内容が求められるのだが、充分に面白い内容になっていたと思う。
TVシリーズ同様に、少年漫画というテイストよりは、エスパーの女の子であるアーニャに焦点をあてて女性やファミリーでも楽しめるテイストは更に強調され、子供たちに鉄板のう〇こネタも。おおいに笑い、ときにほろっとする内容となっている。劇場でも、子供たちの笑い声が起きていた。
