「攻殻機動隊」「スカイクロラ」などのアニメ映画監督の押井守原作のパロディマンガ。
幕末の登場人物が皆イヌなのだが、なんかみんな似てる。
ペリー、武市半平太、坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛、伊藤博文、土方歳三について、マンガと解説で描いているのだが、この内容が結構重厚で、歴史解釈本としても十分な内容。
坂本龍馬や西郷隆盛が実はたいしたことを成してなかったんぢゃないか、伊藤博文の活動家としての貢献をテロ犯罪者と記す一方で、経済政策者として高く評価したりと、上っ面な通説に依らない独自の解釈を施している。
通説や世評に左右されずに解釈する、判断するという姿勢に非常に共感出来る。
因みに、私も坂本龍馬・西郷隆盛を評価しない派。
個人的には、大村益次郎や吉田松陰を高く評価している。