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【アニメ】【映画】ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ

2022年12月公開のアニメ映画、長いタイトルの略称はSAO。
謂わずと知れた、人気ライトノベル作品のTVアニメ作品の前日譚を描いている。
アニメ作品としてはかなりのロングランで、SAO第1期(25話、2012年7~12月)、第2期(24話、2014年7~12月)、SAOアリシゼーション(24話、2018年10月~2019年3月)、SAOアリシゼーションWar of Underworld(23話、2019年10~12月/2020年7~9月)、SAOオーディナルスケール(劇場版スピンオフ、2017年)という系譜をたどっており、今作、プログレッシブシリーズは劇場版から映像化がスタートした謂わば本作の前日譚にあたるもので、2021年10月に第1弾:星なき夜のアリアが公開され、今回はその続きの第2弾:冥き(くらき)夕闇のスケルツォ、である。
物語の大筋は、バーチャルアクションゲームを遊ぶプレイヤーたちが、ゲーム世界をクリアしないと現実世界に戻れなくなってしまう、という近未来SFで、主人公の最強剣士キリト(声:松岡禎丞)とその相棒剣士アスナ(声:戸松遥)を軸に物語が進行する。
この前日譚シリーズでは、TVシリーズで描かれることの無かった、アスナがゲーム世界に来るきっかけが描かれいて、第1弾:星なき夜のアリアでは、女性戦士ミト(声:水瀬いのり)がアスナの親友として登場したが、過酷な世界の中でミトが戦線を離脱するくだりが描かれた。
今回の第2弾はその続き。話自体はシンプルで分かり易く、現実世界への帰還を目指すべく一致団結するプライヤーたちとそこに争いを持ち込む厄介者がおり、そのいざこざを主人公たちが解決するという内容。。。とこれだけ書くと何とも陳腐なのだが、登場人物が突然命の遣り取りを強制されて追い込まれていく様や、何より迫力満点の戦闘シーン描写に実力ある声優陣の迫真の演技で観ていて飽きない。
第3弾も期待大。
個人的にはこの副題も気になっている。
(空の様子)+(時間帯)+(音楽)となっていて、第1弾は、(星なき)+(夜の)+(アリア)、第2弾は(冥き)+(夕闇の)+(スケルツォ)。第1弾は、突然絶望に落とされた女性の様子と捉えたらなんとなく分かるが、第2弾は時間帯がやや戻って夕闇どき、しかもスケルツォ(アップテンポでユーモラスな器楽曲)・・・となかなかに難解な副題。

sao-p.net