同名小説の実写映画化。
今作は第1作のあとの話で、原作小説では描かれなかった世界(=オリジナルストーリー)だが、違和感なく続編として観ることが出来た。
前作で謀殺された組長の構成員が出所するとこから物語は始まるのだが、その構成員演じる鈴木亮平の猟奇性が凄まじい。とても災害現場で人の命を必死に救っていた某ドラマと同じ俳優とは思えない。
前作が「正義とは何なのか」をとことん追求する内容だったが、今作は割と最初から善と悪の構図は確りとしていて、「維持」と「破壊/再生」の両極がテーゼである気がする。謂わば、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神とシヴァ神のような関係性。
徹頭徹尾のバイオレンス映画、好みが分れるところだが、守備範囲内の人は是非。