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【映画】孤狼の血LEVEL2

同名小説の実写映画化。
小説は「孤狼の血」「狂犬の眼」「暴虎の牙」の3部作で、同名の「孤狼の血」が2018年に映画化され、その過激なバイオレンス描写などで話題になった。
今作は第1作のあとの話で、原作小説では描かれなかった世界(=オリジナルストーリー)だが、違和感なく続編として観ることが出来た。
前作で謀殺された組長の構成員が出所するとこから物語は始まるのだが、その構成員演じる鈴木亮平の猟奇性が凄まじい。とても災害現場で人の命を必死に救っていた某ドラマと同じ俳優とは思えない。
前作が「正義とは何なのか」をとことん追求する内容だったが、今作は割と最初から善と悪の構図は確りとしていて、「維持」と「破壊/再生」の両極がテーゼである気がする。謂わば、ヒンドゥー教ヴィシュヌ神シヴァ神のような関係性。
そんな難しい解釈をせずとも、若い構成員役の鈴木亮平が次々と大御所レベルの俳優・女優たちをあっさりと亡き者にしていく様が何とも言えぬカタルシスを与えている。
徹頭徹尾のバイオレンス映画、好みが分れるところだが、守備範囲内の人は是非。

 

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