実体験者と著者のイマジネーションが、リアルな描写となって、物凄い引きこまれる。
しかも、悲しいだけぢゃない。
最後の話は、母親をなくした女の子が学校の卒業式で答辞を述べたときの話。
自身も辛かろうに明日への力を鼓舞する10代の子が居る中、デリカシーゼロなコメントを連発して数日で大臣を辞めちまうオッサンって一体なんなんだろうか・・・。
実務は官僚がちゃんとやってくれる(これも疑問視されるがそれはそれとして)のだから、方向性を出す立場の政治家は、経済力や偏差値ではなく胆力や気概の観点で選出されるべきだと、最近とみに思う。
でもって、それを見極めてちゃんと参政したいね、我々は。