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【催し】納涼四景 (春風亭一之輔、柳亭市馬、桃月庵白酒、柳家権太楼)

国立劇場小劇場にて定期開催しれている、噺家4人による「◯◯四景」シリーズ。
7月19日の「納涼四景」は、柳家権太楼、柳亭市馬春風亭一之輔桃月庵白酒の4人。
市馬以外の3人は夏に因んだ演目。
一之輔の「麻のれん」。盲目の按摩師が客の家に泊まることになるのだが、一人で寝所に行けると強情を張って、なかなか蚊帳の中に入って寝られない、というコントの様な展開。一之輔が強情な按摩師を怪演。
市馬は、一之輔の勢いのある話し振りには叶いませんけれどもと言いながら、古典の鉄板「寝床」を披露。主人の義太夫(歌)を聞きたくない周囲の者との遣取りが兎に角面白い。
白酒の「付き馬」は、付き馬(遊廓などの勘定を家まで付いて行って取立てる人)の説明をしてから本題に。言葉巧みに支払を逃れようとする若旦那と、それに翻弄される付き馬、思わぬトラブルに巻き込まれる早桶(棺桶)屋。会話が噛み合っているようで結局ズレているという面白い遣取りは、アンジャッシュの往年のコントの様。
権太楼は納涼繋がりで「へっつい幽霊」。ちょっと間抜けな幽霊と豪気な渡世人とのおかしな会話劇が兎に角面白かった。