立川談志門下による｢傳志会｣もこれで14回目。
これで一旦最後になるらしい。
(今後は、雲水、生志の2人で何か違うものをやるのだとか)
元々は談志の生前から弟子が集まって師匠の前でやっていたものを談志の死後、志の輔、談春、雲水、生志の4人が集まって年に1～2回、イイノホールを貸し切って開催するようになった。
2021年11月、談志が亡くなって10年という節目に円満解散。
別に最後なので｢芝浜｣や｢死神｣では無く、4人とも思い思いの噺を披露。
生志(猫の皿)、談春(真田小僧)、志の輔(高瀬舟)、雲水(胴乱の幸助)、いずれも最近あまりやらない演目で満足。
志の輔の｢高瀬舟｣に至っては、森鴎外の同名作品を構成したもので落語というより講談に近く、恐らく10年以上振りではなかろうか。
志の輔と談春が一遍に楽しめる数少ない会だったが、無くなってしまうのは甚だ残念。
