2022年5月公開の映画。
1966年に生まれた初代ウルトラマンを、幼少のころからファンだったという庵野秀明が新たな解釈をもって創作した作品。
ウルトラマンシリーズへのリスペクトが随所に感じられ、最初の数分で｢ウルトラマン｣の前段にあたる｢ウルトラQ｣の下りが一気に世界観の導入的の展開。
更には全体を通して骨太なストーリーラインがあり、毎週次から次に新怪獣が登場していた原作とは異なる印象で話が進む。なぜ怪獣が出現するのか？何故に日本だけに出現するのか？何故異なる地球外生命体も飛来するのか？などなど、当時は推測するしか無かった疑問に対して、明確な解が呈されていて、観ていてとても面白い。メフィラス、ゼットンなどが原作と異なる演出で登場してきて、なかなか驚く。
あとは、面白かったのはエンドロールで登場する庵野秀明の数。総監修に始まり、企画脚本、モーションアクターまで。
皆で感想を述べあいたくなる素敵な作品。
