JAPAN IP STUDIO

Share the love of Japanese IPs (Manga/Anime/Game/Novel/Event)

【本】タイムトラベル(雑誌ニュートン)

いつぞやのニュートリノの騒ぎ(光より速い)のとき、いまいち原理を理解出来ず、普段滅多に手に取らない類の雑誌を手に取った。かなり簡単に説明してくれている様なのだが、やはりいきなり物理学はハードルが高い。何遍も読み返さないと頭に入ってこない。だ…

【本】TPP亡国論のウソ(日経ビジネス)

TPP亡国論のあと、昨年暮れに出た日経ビジネス「TPP亡国論のウソ」を読む。実態を客観的に判断したかったので。多少、恣意的な論調はあるが(そもそも日経がTPP推進論調なので気を付けねばいかん)、数的根拠も客観的だし、加入後の市場予測も別に楽観的な印象は…

【本】TPP亡国論

TVにも度々登場する論客が、TPP加入反対論を展開している。日本の貿易閉鎖性のウソや、TPPが全てという展開に疑問を呈する、など数的根拠をもって説明しているのだが、途中からかなり脱線。食料問題、外交政策、防衛論にまで論が波及してとっちらかって終わ…

【本】ちぇんごく(下)

過日紹介した、マンガ「センゴク」のスピンオフ企画本の下巻。今回もなかなか濃い内容で、戦国時代における官職の実態(○○守とか△△少輔とか)、苗字の種類(姓と本姓の違い)など、ガッコの日本史では教えてくれないことばかりで面白かった。 ちぇんごく(下) (KCデ…

【本】ちぇんごく(上)

戦国マンガ「センゴク」のスピンオフ企画本。マンガ主体ではなく、戦国時代の考察本になっている。戦国時代における一般常識を紐解く一方で、日本中世史を専門とする歴史学者本郷和人による新たな考察を加えており、興味深い。当時の人が何を教科書として学ん…

【本】なぜ勉強するのか?

好きな作家の1人である、鈴木光司のエッセイ本。文頭は、子供や若い世代の疑問「なぜ勉強しなきゃいけないのか?」への持論を展開するが、話題はもっと広く深くなっていく。論理的思考の重要性、父性の重要性、日本人論、などについて論じており、学界の専門家…

【本】放射能からママと子どもを守る本

放射能についての正確な理解が出来る。我々の理解の原点が、ヒロシマとかチェルノブイリとかだったりすので、今回の福島原発の様な事例のときの対処法について、理解を改めることが出来た。半減期が長い放射性物質に注意するとか、一定量なら摂取しても体外…

【本】政治家はなぜ「粛々」を好むのかー漢字の擬態語あれこれ

タイトルからネガティブな漢字解説の本かと思いきや、とても素直に漢字熟語の生立ちを説明した本。「粛々」はじめ、「堂々」「丁寧」「揶揄」「逍遥」「酩酊」「齷齪(アクセク)」「矍鑠(カクシャク)」「悠々」「飄々」などの語源を、中国の漢詩、転じて日本の古典などから紐解いていく。漢…

【本】穴らしきものに入る

タイトルの意味不明さと表紙のコミカルさに釣られて、読んだ。日本ホラー小説大賞の短編賞受賞作なのだが、ホラーというよりは、日常にあるちょっとした可笑しな事象を極端に違った方向からみつめた設定の話が多かった。なかでも4話目の「エムエーエスケー」は…

【本】遺書ー5人の若者が残した最期の言葉

自殺で亡くなった5人の若者について取上げ、その事象の経緯、自殺者の生立ちや周辺環境、遺族や友人へのインタビューなどをレポート形式で書いている。感想は・・・何かこう適切な形容が見つからない。事実だけを淡々と読み込んでいくと、厳然たる事実だけが…

【本】残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

ネガティブというか超客観的というか、自分は本来的にたいしたものじゃないし急に自己啓発したって天才にはならないよ、ってなことを延々書いている。自分が受けた遺伝的特性を知り、自分の存在価値の発揮方法を見出して、それを狭い社会ではなく広い社会に…

【本】ちいさなちいさな王様

ドイツ作家の絵本、というべきかちょっとした挿絵入りの小物語。登場する王様は、大きく生まれてだんだん小さくなっていくという、人間界と逆の年の取り方をする。その王様が主人公の冴えない中年男性との掛合いを繰り返していく。人が成長するとはどういう…

【本】葬式仏教の誕生ー中世の仏教革命

葬送がケガれの対象から、ホトケに変わっていった歴史的遷移が分かる。鎌倉期、官僧から外れた遁世僧が、人が本来的に求めるマトモな葬送を提供し始めたのが、今の葬式仏教のハシリらしい。やはりいつの世もどの業界も、ベンチャーが新たな価値観を創ってい…

【本】マツ☆キヨ

帰宅時間的に殆ど観たことないが、「ホンマでっか!?TV」の池田教授とマツコ・デラックスの対談本。イマドキの便乗本かと思ったが、扱っている話題は結構重たくて、しかも単なる小賢しい批評家だと思っていたマツコが持論を展開している点も結構興味深い。…

【本】コミック みえない雲 (小学館文庫)

イツ原作本の邦訳をコミック化したもの。原作は、チェルノブイリ事故後に書かれたもので、ドイツで原発事故が起きたら?という想定で物語が進む。本書籍がドイツ世論を脱原発へと進めたとのあとがきもあったが、これについては「?」な印象。それが事実だとし…

【本】たった一度の人生を記録しなさい

中身も確認せずに手に取ったのだが、完全にiPhoneユーザ前提の記録管理ノウハウが延々書いてある。経営者には畏敬の念を禁じ得ないが、その製品とは全く縁が無い自分としては、殆ど参考にならなかった・・・残念。まだスマホすら手にしたことないし。何でも…

【本】イラスト図解 城 (イラスト図解シリーズ)

歴史ヲタク、城ヲタクにはたまらない本。ハッキリ言ってさらさらっと読める本なのだが、この城はあぁだったとか、こういう風に攻めたら/守ったら愉しいな、とか妄想がとめどなく膨らむ本。・・・ってまぁ、城に関心無いヒトには共感頂けないだろうが。まぁ、…

【本】証券会社が売りたがらない米国債を買え!

本「マッチポンプ売りの少女」で、日本の財経破綻をより身近に意識したところで、資産の防衛策の選択肢を増やそうと思い、読んでみた本。米国債についてのメリットがメジロ押し、ってところについては反対論者の書いた本でも読んでさらに賛否双方理解したいが…

【本】明治の巨人 岩崎弥太郎

「小説三井高利」で三井の起源について知ることが出来たので、今度は岩崎弥太郎を、と思って読んだ本。岩崎弥太郎を書いた本は多かったのだが、兎に角大河ドラマ「竜馬伝」で描写された虚像でなはいリアルな岩崎弥太郎について書いてあるっぽい本にした。彼の起…

【本】ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法

ルフィの仲間力 『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法 作者:安田 雪 アスコム Amazon 社会ネットワーク分析の安田教授が、真面目にONE PIECEの分析を試みた本。NHK「クローズアップ現代 漫画"ワンピース"メガヒットの秘密」でも、彼女の分析結果が起用さ…

【本】マッチポンプ売りの少女 ~童話が教える本当に怖いお金のこと~

マッチポンプ売りの少女 ~童話が教える本当に怖いお金のこと~ 作者:マネー・ヘッタ・チャン あさ出版 Amazon 先日読んだ、「ヘッテルとフエーテル」の続編。前回は、ただ単に世の中のオカネの仕組みを皮肉交じりで解釈した内容だったが、今回は更に毒っ気が…

【本】こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義

こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義 作者:内藤 忍 大和書房 Amazon なんか特別なことが書いてあるのかと期待して読んだが、特筆すべき内容無し。あたり前のことをスラスラーって書いてある。でも、オカネに無頓着な大半の日本人は、ここに書かれ…

【本】小説 三井高利

小説 三井高利 作者:羽佐田直道 アニモ出版 Amazon 週刊ダイヤモンド17/Sep「商社の正体」で、商社の現状をオサライ出来たら、「そもそも商社の起源って何なんだ?」って疑問が沸いて、手に取った本がコレ。三井(三越)の祖である三井高利の伝記で、史実に基づい…

【本】「のび太」という生きかた

ポケット版「のび太」という生きかた 作者:横山泰行 アスコム Amazon たまたま装丁がかわいかったんで、手に取って読んでみた。よく見たら、2004年の刷り直しだった。日々のストレスへの対応、コミュニケーション能力の養い方、などのび太の日々の生活を参照…

【本】ヘッテルとフエーテルのいにくいアサヒるの子 お金のために平気でウソをつく人たち

ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子 お金のために平気でウソをつく人たち 作者:マネー・ヘッタ・チャン 幻冬舎 Amazon 日本人のカネ音痴や衆愚っぷりを風刺しまくった本。サイコーに面白い☆国家、権力者、カリスマと呼ばれる人たちが一方的に動かす…

【本】システム障害はなで二度起きたか みずほ、12年の教訓

現業の参考になればと思って、読んでみた。 この1年、現業と真剣に向合う中で出した自分なりの答えと、本の論旨がほぼ同じだったので、普通に考えればみな同じ考えになるのね、という確認になって良かった。 要するに、システム障害は突き詰めていくと、極め…

【本】東京見物

70年前の子供用絵本をベースに、2009年現在の東京の様子を、昔と同じタッチで書起した2冊構成の絵本。 70年前とガラッと変わっちゃった景色に感慨を深めつつ、ほんの一部、今も70年前も全く変わらない景色があることに驚いたり。 今から更に50年後くらいに第…

【本】殺人鬼フジコの衝動

「働かないアリに意義がある」を読んで虫の一見無秩序とも思える行動の究極なまでの社会性を理解したところで、今度はその真逆、一見秩序だった行動を取るヒトの反社会性について知りたいなと思って読んだ本。 ナンチャラ心理学みたいな難解な新書読むのが鬱…

【本】日本人の9割に英語はいらない

あまのじゃくな性格の元MS社長が、日本の英語盲信を散々にこきおろした著作。 この人、本書くたびに賛否が割れるんだそうだが、個人的には結構賛同出来る内容が多かったな。 英語が出来てもバカはやっぱりバカ、日本コテコテ企業ほど英語化にこだわる、海外…

【本】いつか、菜の花畑で~東日本大震災を忘れない~

実体験者と著者のイマジネーションが、リアルな描写となって、物凄い引きこまれる。 しかも、悲しいだけぢゃない。 最後の話は、母親をなくした女の子が学校の卒業式で答辞を述べたときの話。 自身も辛かろうに明日への力を鼓舞する10代の子が居る中、デリカ…